慶應大学の世界史は、かなり難しいです。
慶應法学部の世界史の問題は、私大の中では最難関とすら言われています。
では、どのように勉強すればよいでしょう?
まずは、慶應は法学部に限らずですが、世界史は近代史がよく出ます。
近代史の勉強は抜かりなくやっておくことが大切です。
とはいえ、これは仕上げの段階です。
12月から近代史漬けになって勉強した人でも、慶應は楽勝で合格しています。
それ以前に、どの時代、どの地域も万遍なく学習しておく必要があります。
基本、山川の教科書にのっているキーワードはすべて覚え、理解しておく必要があるでしょう。
それが最低条件です。
これが出来れば、MARCHクラスの大学であれば、合格する実力は充分につきます。
面倒くさがらずに、現役生は9月か10月までを目標に頑張りましょう。
しかし、山川の教科書に書いてあることを覚えるだけでは、それはあくまでインプットの作業です。
アウトプットが出来てこそはじめて点数をもらえます。
ですので、アウトプットの練習を怠らずにすることが大切です。
一般に「一問一答」が良いとされています。
特に東進の「一問一答」は、実際に様々な大学で過去に出題された問題がバランス良く掲載されているので、これを使って本当に覚えたのかどうか、アウトプットの確認をすると良いでしょう。
これが出来るようになれば、早稲田だって合格できる実力はつきます。
しかし、これだけでは仕上げには心もとないですね。
特に慶應の場合は、東進の一問一答に満足せず、山川の一問一答に手をつける必要があります。
普通の私大クラスだったら、そこまで頑張る必要はないのですが、慶應の場合は違います。
そこまで頑張らないと、なかなか点数がとれない事態に出くわすことが多いのです。
もちろん、最初から山川の一問一答をやっても良いのですが、もし慶應以外にも大学を受験するのであれば、それも滑り止めでMARCHレベルや、日東駒専レベルで受験するのであれば、まずは、それぐらいの大学に充分合格できるレベルの実力をつける必要があります。
そういった意味では、東進の一問一答のほうが、手っ取り早く力をつけることが出来ます。
山川の場合は、その先のレベルアップ、仕上げのために使うものだと認識すると良いでしょう。
つまりは二段階です。
また、近代史がよく出ると書きましたが、近代史は専用の問題集や過去問を解きながら実力を養うと良いのですが、慶應を世界史で受験して合格した多くの受験生は、図表を効果的に使っている人が多いですね。
学校で配られる横開きの写真や地図などがたくさん掲載されているカラー本です。
教科書や一問一答の字ヅラだけを追いかけるのではなく、図表の写真などで確認しながら学習した生徒のほうが慶應に合格していますので、出版会社はどこでも良いので、一冊、カラー版の世界史の図表を手に入れると良いでしょう。
あとは、空所補充の問題の選択肢が異常に多いのも慶應の特徴ですので、これに慣れるために、赤本をタイマーではかりながら実戦力を身につけていきましょう!