慶應大学の小論文対策はいつから始めればいいか?
自分自身も受験生の頃は色々と悩みました。
小論文ばかりやっていたら、他の科目がおろそかになるのではないかという恐怖感がありました。
早稲田も受けるつもりだったので(実際受けて2学部合格しました)、漢文もやらなきゃと思っていたりもしました。
あと、受ける予定の大学で小論文がある大学は慶應だけでしたから、慶應のためだけに小論文をやるのはいいけれども、古文もやっておかないと、滑り止めの大学にも受からないぞという不安もありました。
結局、慶應はもちろん合格したいのですが、他の大学、いわゆるMARCHレベルの大学には最低限合格しておきたかったので、これらのMARCHレベルの大学になると、古文の学力もバカになりませんから、古文や現代文の勉強を優先的にやっていた結果、小論文の対策に取り掛かるのが、ズルズルと後ろ倒しになってしまいました。
気付けば高校3年生の夏を過ぎても、小論文の「小」の字もまったくやっていない有様。
それから夏が過ぎると、模試で英語の結果が悪かったので、英語の学力のリカバーをしているちに、どんどん小論文に取り掛かる時間が遅くなってしまい、結局、小論文の勉強に本格的に取り掛かったのは、10月の下旬くらいからでした。
通っている予備校の小論文対策講座を遅ればせながら申し込み、授業に出て、ひたすら添削を繰り返してもらうのと同時に、樋口裕一・著の小論文の本も数冊読みながら試行錯誤で小論文のトレーニングをしました。
樋口裕一・著の本は目からうろこでした。
自分はいままで小論文は良い文章、いわゆる美文ともいえるような文章を書かなければならないと思っていたのですが、自分の思い込みが完全に間違いだったということがわかり、とにかく論理的かつ、短い簡潔な文章で自分の考えを主張できなければならないということを身にしみて分かりました。
それが功を奏したかどうかは分かりませんでしたが、短い期間で小論文の添削もだんだん良くなってきて、結果、合格することが出来ました。
試験本番では、自分はいったいどんな内容を書いたのか、まったく覚えていません。
でも、けっこうで難しくて出来の悪い内容だったことを覚えていまして、試験の帰りはかなり落ち込んでいました。
それでも合格できたのだから、ちょっと拍子抜けというか、小論文って3ヶ月くらい頑張れば慶應には受かるんだなと思いました。
小論文を添削してくれる人が身近にいない人で、それでも慶應を受けたいという人は、樋口裕一・著の本は何でもいいから何冊か読んでおくと、とても役に立つと思います。
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