慶應の合格者。
さぞや勉強がものすごく出来る人だと思うかもしれません。
極度に慶應に憧れている人からしてみれば。
しかし、意外とそうでもなかったりしますよ。
アカ抜けて、お洒落で、男子だったら女にモテて、
女子だったらお洒落で女子アナみたいで……と。
もちろんそういう人もいますが、
特に付属校あがりの人には。
でも、何割かは地方出身者だったりもするので、
3月に上京して、
急いで都会風のファッションに合わせようと
「頑張っている」雰囲気がムンムンの人のほうがむしろ多いくらいですよ。
昔は早稲田が田舎くさくてアカぬけなくて、
慶應は都会風でスマートでみたいなイメージがあったようですが、
今はそんなことはないですね。
イメージだけが生き残っている感じで、
どちらも境界線はそれほどなくなってきている気がします。
早稲田志望だけれども、早稲田は落ちて慶應に合格して慶應に入学したという人もいますし、
その逆だっているわけですから。
頭坊主でサンダル履きの男子だって平気でいたりするわけです。
もっとも、それぐらいになるとちょっと浮くかもしれませんが。
要するに、慶應の学生の多くは、
頭の中身(学力)が偏差値65前後以上という共通点があるくらいなもので
(それも、大学受験という非常に狭いくて限定された範囲内での点取りゲームの中において)
中身に多少共通点があったとしても、
外側のルックス、イメージ、雰囲気はばらばらであると言っても良いでしょう。
ただ、やっぱり校風っていうのはやっぱりどこか微妙に残っているのかもしれません。
たとえば同じ高校で同じ部活をしていた似たもの同士の生徒が2人いたとしましょう。
二人とも持っている雰囲気も学力も考え方も一緒だとしましょう。
片方が慶應の学生になり、
片方が早稲田の学生になったとしましょう。
最初は似た雰囲気だった2人も、
2~3年後は、微妙に違う雰囲気になっていたということはあります。
そのへんは大学が持っている目に見えない空気を
毎日浴びて無意識に吸収しているうちに、
同調圧力ってやつですかね?
だんだんと、その大学が持つ特有のムードに微妙に染まっていくということもなくはありません。
ただ、やっぱりイメージって大事だなと思うのは、
就職の時ですね。
企業の人事の責任者や、重役、社長となると、
けっこうお年を召した方が多いわけではないですか?
そうすると、昔、自分が学生だった頃のイメージを引きずったまま、
お偉いさんになってしまっていることが多いんですよね。
たとえば、法政は過激派がいるから良くない、みたいな。
もういないのにね。
そういうことがあるので、
イメージの良い慶應に入っておけば、
少なくともイメージ的に損をすることは無いといっては過言ではないでしょう。
ですので、慶應を目指して勉強している受験生の皆さん、
慶應は良い大学ですよ、
頑張って勉強して慶應に合格して入学してください!